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~ Witch's Astrology Room ~
・右の部屋

右の扉をくぐるとそこは小さな個室のような場所だった。
個室には様々な実験器具がおいてある。
どれもこれも見たことがないような物ばかりだ。
フラスコ、花瓶、多くの血液。
これらはこの部屋に入った犠牲者の血なのだろうか。
私は薄気味悪くなり、早く目当てのものを探して出ようとふと先程入ってきた扉に目を向けた。
すると扉にはメモ書きと思われる紙が貼ってあった。
『その星の名はリゲル』
赤経 (RA, α) 05h 14m 32.27210s[4]
赤緯 (Dec, δ) −08° 12′ 05.8981″[4]
オリオン座に含まれ、864光年とされる。
青い光を放ち、オリオン座の中で最も光を放つ。
私はそのリゲルという星の輝きに見とれた。
その輝きを自分の手で作ってみたくなったのだ。
その日からこの部屋は「星の生まれる場所」となった
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